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L18直交表がおすすめ


直交表には、主に2水準系、3水準系、混合系があります。2水準系、3水準系の直交表は、任意の2列の交互作用が特定の列の効果と交絡します。

混合系の直交表は、特定の列に交互作用が集中せず、多くの列に分散します。よって、仮に交互作用があっても、その効果はいろいろな列に少しずつ現れますから、本当に大きい効果の因子を見つけることができるのです。

因子どうしの間に交互作用は多少なりともあるものですが、主効果をくつがえすような、交互作用がなければいいのです。

ただし、主効果より大きな交互作用がある場合は、要因の推定が正しくなされません。実験結果を踏まえて、もう一度検討することになります。
もっとも、交互作用の有無が最初から分かるはずもなく、交互作用より簡単な主効果さえ不明だから実験するのですが。

ちょっと横道にそれましたが、直交表は混合系を選択するべきだといいたいのです。混合系の直交表は、L12、L18、L36とあります。

タグチメソッドでは、制御因子とノイズとの交互作用を利用して、品質の安定化をはかるのですから、制御因子が少ないとうまくいきません。
実験規模や解析精度を考慮すれば、最も適切な直交表はL18であると考えられています。学界の論文を見てもL18が主流になっていますね。

手間や費用を惜しんで、L8やL9の実験をして、結局何もわからなかったということにならないよう、十分に検討して直交表を選択してください。
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品質改善コンサルタント-羽根田 修

羽根田修

ものづくりにおける不良低減・歩留り向上を支援するコンサルタント。
改善の視点や、品質管理、タグチメソッドといった手法を一緒に実践するため、クライアントの人材育成にも貢献している。

詳細プロフィール→  羽根田 修

羽根田が所属するコンサルティングファーム→  会社概要

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