3ゲン主義より5ゲン主義
3ゲン主義とは、「現場」へ行き、現場にある「現物」が、「現実」の中でどのように動いているか(使われているか)を知ることです。
この、現場・現物・現実の三点に注目した考え方を3ゲン主義と呼んでいます。机に向かっているだけでは何も見えてきません。3ゲン主義に沿って、現状を直視しなさいという教訓です。
しかし、3ゲン主義だけでは、品質改善できません。3ゲン主義で現状を把握しただけでは、何が問題でどのようにすればよいかわからないからです。そこで、3ゲン主義に「原理」「原則」を加えた5ゲン主義で考えることをお勧めします。
「原理」とは、不良を引き起こすメカニズムや、製造条件の機能を知ることです。
「原則」とは、顧客の立場になって考えることです。つまり、顧客がその品物をなんのために、どのように使用しているのか、どんな機能や性能を期待しているのか把握し、その実態が作りこまれているかを考えるのです。
追記
5ゲン主義の提唱者は、古畑友三先生です。これを品質改善用にアレンジしています。
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